オーストラリア3年目、ワーホリ3年目のKanaさん(27歳・女性) に前編に引き続きお話しを伺いました。
SCOTS English Collegeでは、発音矯正コースのPRONCOMに10週間通っていて、今はちょうどコースの半分を終えたところです。

前編では語学学校をテーマにお話しいただき、この後編ではオーストラリアでの生活をテーマにお話しを伺いました。
前回に引き続き、現地シドニーでインタビューを担当したのは、アメリカ支部サンディエゴスタッフのYuです。

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Yu:ワーキングホリデービザの方は、みなさんお仕事されていると思うのですが、Kanaさんはどんなお仕事をされていますか?
Kana:日本食料理のレストランです。

Yu:どうやって見つけるんですか?
Kana:レジュメ配りました!

Yu:へー!SNSとかで聞いたことがありますけど、本当にやるんですね!
Kana:はい。店舗に行って配ったり、人によってはメールで出したり、Jamsっていう日本人のコミュニティサイトに載っている求人から応募する人もいます。私はお店に実際行ってみて、雰囲気や忙しさを見てからレジュメを配るようにしていたんですけど、仕事は1週間で見つかりました。ブリスベンでも働いていましたが、シドニーの方が仕事が見つかるのが早い気がしました。

Yu:ブリスベンにもいたんですか?
Kana:はい。最初の4ヶ月の学校がブリスベンで、働きながら過ごしました。そのあとは、ビザを延長したくて、セカンドビザ取得のためにバンダバーグのファームで働きました。その後、サードビザの取得のためにパースでホスピタリティジョブの経験を経て、シドニーに引っ越しました。シドニーに来たのは2025年の4月で、SCOTSのPRONCOMを受けたくてパースから引っ越しました。だから、仕事を学校に合わせたって感じです。

Yu:こんなに大移動するのが普通なんですか?
Kana:いや、あんまりいないのですごいねって言われることは多いです。

※Kanaさんのようにワーホリビザの方は、学校に行くかどうかも自由で、どこの都市に住むかも自由に選べます。一方学生ビザの方は、その学校に行くことが条件でビザがおりているのでワーホリほど自由に別の都市に引っ越すことはできません。

Kanaさんがワーホリ1年目を過ごしたブリスベン

Yu:じゃあ、かなさんには移動ができるワーホリビザが合っていたんですね。そもそも海外にきたきっかけはなんだったんですか?
Kana:学生時代に3週間、メルボルンに留学したことがあって。留学というよりホリデーみたいな感じだったんですけど、もう少し海外にいたいなと思いました。でも当時は大学3年生で就活があったので、一回は社会に出て正社員になっておこうと思って就職しました。就職先は飲食系だったんですけど、そこにいた先輩がオーストラリアにワーホリで行った人で、面白そうだなと思いました。

Yu:おお〜それはイメージしやすくていいですね。最初にワーホリに来た時から長くいるつもりだったんですか?
Kana:いや、来た時もあまり考えていませんでした。親にも3年と言って来たので、3年いてその後に活かせるようにとは考えていますが、2年いてみてわかったのが、たくさん考えたとしても自分の考えが変わることもあるなと思ったのと、思い通りに行かないことの方が多いです。なので、あまり先のことは具体的に考えすぎないようにしています。ある程度いくつか候補を考えておくだけに留めています。

Yu:それでも1年ごとに場所を変えて、生活できているのは本当にすごいですよね。怖くないんですか?
Kana:1年目は怖かったし、日本の家に帰りたかったです。1年くらいは恋しくて、2年目からは友達もいてそうでもなかったです。

Yu:移動してきたことによって、友達さえも各地に置いて引っ越されているじゃないですか。3都市で生き延びてこられたコツとかありますか?
Kana:日本が好きな人、好印象を持っている人が多いので、日本人だって言うと興味を持ってくれる人もいるなと思います。学校にいる間に、積極的に話しかけるのも大事ですね。

Yu:そうですね。何事も積極的に行動するのが大事ですよね!では最後に、はじめてオーストラリアに来て長期滞在をする人に向けて、勇気の出る一言をお願いします。
Kana:あまり深く「こうなったらどうしよう、ああなったらどうしよう」って考えない方が良いです。なんとかなるんですよね。
たとえば、私はトラブルがあって携帯が壊れてしまったとき、お金は失いましたけど、新しい機種になって、カメラの性能が上がったり、良いこともありますよね。そうやってポジティブに考えた方が自分のためにもいいですよね。日本人は考えすぎな人も多いので。
それから、悩んでいるのは自分だけじゃないっていうのを知っておくことです同じ気持ちの人が必ずいるから、一人ではないんです。着いたら最初は一人ぼっちなのはみんな同じで、時間が経てば誰でも友達はできます。私は3年目だけど、シドニーに来たばかりの時はやっぱりひとりぼっちになりました。それでもシェアハウスを見つけたり、友達はできるんです。ひとりぼっちだからどうしようって思う必要はないんです。
あとは、「自分がこうしたい」って思ったら行動した方がいいと思います。日本に帰国した友人も、2年目や3年目までビザを延長してもっとやってみればよかったと後悔している人はたくさんいました。後悔がないように行動した方がいいと思います。引っ越しが面倒だから動かないでおこうとか、暑いところにいるのが嫌だから残ろうとかあると思うんですけど、暑いのが嫌でも定住を選ぶのではなく、暑くない他の都市に行ってみるとかで良いと思います。めんどくさがらずに、積極的に行動するのが大切だと思います。

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ワーホリ3年目、SCOTSでPRONCOMコースを受講しているKanaさんに2回に渡ってお話しを伺いました!

オーストラリアで3都市を移動しながら過ごし、ご自身の大切な時間を最大限有意義にしているKanaさんの姿は、とてもかっこよかったです。30歳までという年齢制限のあるワーホリビザだからこそ、自由に柔軟に過ごせるのは、Kanaさんのように行動力のある人にはとても魅力的なことだと思います。

それでは、また次回!Cheers🇦🇺